2010年9月9日木曜日

ラテントリオ来日の意義

久々に ノスタルジックで日本人好みのトリオ〝トリオメロディア"をパラグアイより招聘、ホテル出演のほか、数回のミニコンサートを行った。このトリオは リーダーセルソ・リべロスの類稀なレキントギターのフィーリングとテクニック、セカンドギターで歌唱力溢れるペトロ・ルイス、ハープ(アルパ)とトップボーカルのミリアム。
哀調をおびた彼らの織りなすハーモニーが この上もなく 繊細で美しく極上のトリオであった。

いづれも大盛況! 若い人たちは 彼らの解りやすくリズミックな演奏に惜しみなく拍手を送り、踊り出したり 共に歌ったり楽しい一時を過した。また団塊の世代以上の人たちは〝トリオロスパンチョス“や"ロストレスディアマンテス”をしのび 中には涙する老婦人もいたほど、、、、それほどにこのグループのサウンドは 聴く人の琴線にふれ 感動的で またラテン特有の陽気さをも兼ね備え 人々を魅了してやまなかった。

さて、今までに中高年と若い人たちが共に楽しめるコンサートがあったろうか? 大方はヤングゼネレーション対照 もしくはマニアック的傾向のもの、大衆向けの大コンサート、その種類は枚挙にいとまないが 平均寿命も延びた昨今 少なくとも団塊の世代を含めたアダルトな人たちのためのコンサートを企画すべきではないのか、コンサート終了時に親友の音楽プロデューサーM氏と今後のコンサートのマーケットについて話しあったものである。

勿論 〝トリオメロディア”のように ラテンのスタンダードやノスタルチックナンバー、現代のラテンミュージックをソフィストケイトに、コンテンポラリーに聴かせ どんな世代からも好感をもたれるようなグループも そうざらにはいないであろう。

今回、〝トリオ・メロディア”来日を期に ラテンミュージックに対する愛着も深まり 戦後を生き抜いてきた人たちの為にも新しいSomething new!を求める若い人たちも このベーシックとも言うべき”ラテンの灯”を消してはならないと痛切に実感した次第である。