2010年12月23日木曜日

マリアーノと "さくらハープ”


さくらハープ
 をご存じですか?

マリアーノ・ゴンザレスの奏でる日本の名曲 『さくら さくら』
それは琴の音色にも似て、日本人のノスタルジーを掻き立てるものです。まして、外国で聴いたら感激もひとしお...。

私は海外で何度もこんな思いを噛みしめました。
海外に住む日本人は勿論のこと、日本を知らない外国人達が、好奇心一杯に、“このエキゾチックな曲はどこの国の音楽?誰の作曲?” と、そんな質問がよく来ます。
“Japanese music ですよ” と答えると、目を輝かせて “Japan?” と人々はそれぞれにイメージを膨らませます。

マリアーノ・ゴンザレスは今、自らがデザインし製作したレバー・ハープで演奏していますが、これからは、さくらハープ も世界中で演奏することになるでしょう。

さくらハープ、それは 桜の花をハープの胴のところに散りばめた、レバー、ペタル付きのクラシック・ハープです。そのまま床の間に飾っても美しく、世界に類を見ない日本情緒いっぱいの クラシック・ハープ。日本製で音色も美しく、日本のハープとしてデビューするには、ふさわしいハープです。

音楽としての『さくら・さくら』 それは聞き慣れた琴からさらに飛躍し、ハープやピアノ、バイオリン、さらにオーケストラシンフォニーへと、アレンジ次第でこれはもうワールドミュージックです。

音楽もハープもそのジャンルを超えアピールしていくことを望むと共に、さくらハープに象徴される日本製のクラシック・ハープ、そして世界中で演奏活動するマリアーノ・ゴンザレスに期待するものです。

2010年9月27日月曜日

マリアーノ・ゴンザレスとレバーハープ



12月マリアーノ・ゴンザレスが来日します。
今回はクリスマス期にあわせて レバー・ハープによるクリスマス・キャロル、Jazz,ラテン、クラシック、ポップス等、マリアーノの限りないハープの世界を、レバー・ハープによって繰り広げます。

"レバーハープ" 余り聴きなれないことばですが、マリアーノ・ゴンザレスデザイン、彼の製作したレバー・ハープは世界のプロハーピストに愛用され、更にエレクトリックにしたり、MIDIシステムを取り付けたり、21世紀のハープの形態もその認識も変わりつつあります。

パラグアイ出身のマリアーノ・ゴンザレスは初期の頃はパラグアイのフォルクローレを美しく弾いていました。1970年代にはNHK "世界の音楽" でパラグアイの名曲 "カスカーダ" を演奏。絶賛されました。以来、日本でもパラグアイアンハープが少しずつ知られるようになったのですが... 彼がレバー・ハープに辿りつくまでには、色々な葛藤があり、音楽そのものの勉強もし直し、ハープの基礎とも言うべきクラシックハープも学びました。そして1980年半ばには試行錯誤の結果、"レバーハープ" 誕生となったのです。レバーの操作はピアノの黒鍵とおなじで、ハープでありながら、またハープの音を残しながら、ピアノのような感覚で演奏できます。その為には正しいレバーのテクニックをマスターしなければなりません。レバーを操作しながら曲を弾く。普段から親しんでいる曲をハープでクリアーに演奏する。そして曲の持つ心を表現していく... あらゆる音楽が反乱する現代にあって、これも一つのユニークな音楽への取り組み方でしょう。

今回の来日でマリアーノ・ゴンザレスはトレモロを駆使したクリスマスキャロル、そしてシャープレバーのテクニックを生かした驚異の演奏デュ―クエリントンの "キャラバン”!
ラテンリズムでアレンジした "キャリオカ" や "黒いオルフェ" もしかしたら、ダブルパラグアイアンハープによる民族性豊かなフォルクローレも聴けるかもしれません。
楽しみにしていて下さい。

マリアーノ・ゴンザレス クリスマス・コンサート 
  期日 2010年12月17日 PM7:00
  場所 銀座 十字屋ホール

2010年9月9日木曜日

ラテントリオ来日の意義

久々に ノスタルジックで日本人好みのトリオ〝トリオメロディア"をパラグアイより招聘、ホテル出演のほか、数回のミニコンサートを行った。このトリオは リーダーセルソ・リべロスの類稀なレキントギターのフィーリングとテクニック、セカンドギターで歌唱力溢れるペトロ・ルイス、ハープ(アルパ)とトップボーカルのミリアム。
哀調をおびた彼らの織りなすハーモニーが この上もなく 繊細で美しく極上のトリオであった。

いづれも大盛況! 若い人たちは 彼らの解りやすくリズミックな演奏に惜しみなく拍手を送り、踊り出したり 共に歌ったり楽しい一時を過した。また団塊の世代以上の人たちは〝トリオロスパンチョス“や"ロストレスディアマンテス”をしのび 中には涙する老婦人もいたほど、、、、それほどにこのグループのサウンドは 聴く人の琴線にふれ 感動的で またラテン特有の陽気さをも兼ね備え 人々を魅了してやまなかった。

さて、今までに中高年と若い人たちが共に楽しめるコンサートがあったろうか? 大方はヤングゼネレーション対照 もしくはマニアック的傾向のもの、大衆向けの大コンサート、その種類は枚挙にいとまないが 平均寿命も延びた昨今 少なくとも団塊の世代を含めたアダルトな人たちのためのコンサートを企画すべきではないのか、コンサート終了時に親友の音楽プロデューサーM氏と今後のコンサートのマーケットについて話しあったものである。

勿論 〝トリオメロディア”のように ラテンのスタンダードやノスタルチックナンバー、現代のラテンミュージックをソフィストケイトに、コンテンポラリーに聴かせ どんな世代からも好感をもたれるようなグループも そうざらにはいないであろう。

今回、〝トリオ・メロディア”来日を期に ラテンミュージックに対する愛着も深まり 戦後を生き抜いてきた人たちの為にも新しいSomething new!を求める若い人たちも このベーシックとも言うべき”ラテンの灯”を消してはならないと痛切に実感した次第である。

2010年6月29日火曜日

驚異のレコーディング

昨今 サッカーで俄かにクローズアップされ出したパラグアイ!

5月よりパラグアイのアーテストを招聘した。
それは 2007年に結成された 「トリオ・メロディア」と云うグループ。卓越したリーダー、セルソ・リべロスのレキント・ギター!あたかも 「トリオ・ロス・パンチョス」「ロストレス・ディアマンテス」「ロス・インディオス」に代表される全世界に轟き渡ったあのラテン黄金期を彷彿させる。それでいて、リズミックでモダンなアレンジ、味わい深いテノールのペトロ、ミリアムのチャーミングなボイス、まさにこのグループこそは21世紀のラテントリオと言うべきだろう。

早速 レコーディングしてみた。
どうしてもライブ感覚が出したかったので一発撮りにし、何んと5時間で11曲の録音を果たし、スタジオはミキサーはじめスタッフ達が騒然となった。一点のミスもなくスムーズに弾きこなし、歌い上げ そのハーモニーの素晴しかったこと…。まさに脱帽である。レパートリーも本邦初公開のパラグアイアンソングからラテンボレロの名曲、ラテンスタンダード・レキントギターソロ、中でもセルソのアレンジによる「ラ・クンパルシータ」「ニッケの花」は秀逸で、聴く人を深く感動させる。

この一枚のCDがラテンファンの心に届くことを願うばかりである。
最後にこのCDは、パラグアイならではの美しさと哀調に満ち溢れ、他のラテン諸国のサウンドでは味わえない趣きが漂っている。

そして彼らのライブも素晴らしく、日曜日を除く8月31日まで、東京都内にあるホテルイースト21東京の21階パノラマラウンジで演奏。

パラグアイと云う国はサッカーばかりではなく、素晴らしいアーティストも輩出し、世界中で活躍しているのである。ラテン・ミュージックに興味をお持ちの方々はもとより、どうかこの機会に本物のラテンサウンドが身近に聴ける「ホテルイースト21東京」へお越し下さい。