2008年12月23日火曜日

マリアーノゴンザレス コンサート Harp New World


マリアーノゴンザレス コンサート
  ”Harp New World" 2008年11月9日(日)
   アイビーホール B2 サフラン


マリアーノゴンザレス製作による 世界で初めてのパラグアイアンMIDIハープが日本で公開され注目をあびた。
このMIDIシステムを取り付けたハープは 多種多様なサウンドをクリエイトすることが出来るばかりではなく本来の美しいハープの音色も忘れない。その上オーケストラやJazzバンドともフューチャー出来る優れものである。
今回 ハープ(アルパ)の名曲、カスカーダを”MIDI ハープ”で演奏し 観客のドギモを抜いた。それはダイナミックな大曲に仕上がり、それでいて繊細で美しいハープの音色も主張している...正に現代のハープの匠、ハープクリエーターマリアーノゴンザレスの渾身の作。彼が今後どんなハープMusicを生みだし、また新しいどんなメカ二ズムに挑戦していくか これからが大いに期待できるものであるし、時代の要求でもあると私は考える。

また、このコンサートでは 日本のハーピスト志賀昭裕と組んで ハープの楽しさを教えてくれた。それはHarpでパラグアイのフォルクローレ ”牛乳列車”の競演 アドリブでお互いの個性を発揮、 Happyな雰囲気を醸し出した。JAZZ ピアニストJohnny Todd とのフューチャーもあり Jazz スタンダード ”Over the Rainbow" や ”Ebb Tide" も大変に興味深かった。
しかしながら、最も感動的だったのは 最後のアンコール曲 “パハロ カンパナ”(Pajaro Campana) 乗りに乗ったマリアーノの血と魂のほとばしるエネルギーが爆発! 盛り上がりのうちに 1時間40分のコンサートは幕を閉じた。

マリアーノゴンザレス ”Harp New World" プログラム

OPENING MIDI HARP

1. CAMINO A BUENA VISTA ( M.GONZALEZ)
2. CASCADA ( C GARCIA)
3. 青い影            (G.BROKER / K.REID)

ELECTRIC HARP ソロ

4. CAVATINA (S.MYERS)
5. LA MALAGUENA (E. LECUONA)

ELECTRIC HARP & PIANO (MARIANO GONZALEZ/PIANO JOHNNY TODD)

6. OVER THE RAINBOW / EBB TIDE (メドレー)
7. BESA ME MUCHO (C, VELAZQUEZ)
8. 荒城の月            (滝 廉太郎)

ELECTRIC HARP & PERCUSSION (志賀昭裕&赤間慎)

9. LOVE TO LOVE (志賀昭裕)
10. 熱帯雨林           (志賀昭裕)

TWO ELECTRIC HARP & PERCUSSION

11. GYPSY MAY (K.ITAKURA)
12. TREN LECHERO (F.P.CARDOZO)

13. MOIIENDO CAFF (MIDI HARP/ELECTRIC HARP)
0A
PIANO / PERCUSSION

アンコール

14. パハロ カンパナ(PAJARO CAMPANA) MARIANO GONZALEZ

ベルタロハス ”カテドラルコンサート”


ベルタロハス ”カテドラルコンサート” 2008年10月26日(日)
   青学会館 アイビーホール内 グローリーチャペル


知る人ぞ知るクラシックギタリスト”ベルタロハス”
パラグアイの生んだ偉大な作曲家、ギタリストでもある"Agustin Barrios" 彼の作品を演奏させたら世界一とワシントンポスト紙で賞賛されたベルタロハス。
Barrios の代表曲”大聖堂”にちなみ わずか1 50名ぐらいしか入れない教会でアコースティクコンサートを開いてみた。
Barriosの20曲にも及ぶ名曲の数々は、観客を驚かせた。とかく1パターンに陥りやすいギター1本でのクラシックギターコンサート。彼女のギターは静粛な雰囲気の中あたかもギターが高らかに歌い、森のささやきや木々の語らい、そして哀愁を帯びたBarriosの旋律が ある時は限界に達するほどのギターテクニックで力強さに溢れ、聴く人の心に深い感動を呼び覚ました。

またこのコンサートの途中で登場したマリアーノゴンザレスによるパラグアイアンハープ演奏のハプニング’も忘れることは出来ない。
Barrios の曲のほか、 来日を記念して演奏された”荒城の月”は 見事なアレンジと演奏で会場からはすすり泣きさえ漏れ聞こえた。
特にこの日のコンサートには ロイヤルファミリーの高円宮妃殿下の列席や、パラグアイをはじめアルゼンチン、ボリビヤ、ブラジル、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラ等、在日大使たちも来席して、熱のこもった声援を送り盛り上がりを見せる中、この記念すべきコンサートは無事終了した。

 

ベルタロハス ”カテドラルコンサート” プログラム

1st Stage

* 最後のトレモロ EL Ultimo Canto
*アコンキーハ Aconquija
*マヒーへ Maxixe
*二つの練習曲 Two Studies
  演奏会用練習曲 Estudio de Concierto
  アレグロ シンフォニカ Allegro Sinfonico
*悲=E 3みのショーロ Choro da saudade
*二つのパラグアイアンダンス Two Paraguayan Dances
  カアサバ Caazapa
  パラグアイ舞曲第2番 !Jha,che Valle!

2nd Stage

*森に夢見ろ           Un Sueno en la Floresta
*二つのワルツ Two Waltzes
  ワルツ作品8 第3番 Vals OP.8 No3
  ワルツ作品8 第4番 Vals Op 8 No3
*ジュリア フロリダ(舟歌) Julia Florida
*みつばち Las Abejas
*大聖堂 La Catedral
  プレリュード Preludio
  宗教的アンダンテ Andante Religioso
  荘重なアレグロ Allegro Solemne

ビバ!パラグアイ

“ビバ!パラグアイ” 2008年10月25日(土) 
   東京労音  R”S アートコート


パラグアイの至宝とさえ言われ クラシックギターリストのべルタロハスと パラグアイアンハープのマスターハーピストマリアーノゴンザレスによる血と魂のコラボレーションコンサート。世界各地で活躍するパラグアイのアーチストのコンサートはパラグアイでもアメリカでも実現できない得がたい機会でもあった。
それぞれがアコーステックでパラグアイの名曲をダイナミックに聴かせ、満場の拍手を浴びた。
コラボレーションコーナーにおけるグアラニィアの曲”ミスノーチェスシンテイ”(mis noches sin ti)のソフィストケイトなアレンジは見事な出来栄えであった。
音楽のジャンルの枠を超えようとしてsomething newを求めて止まない現代の音楽的傾向にあって この二人の
醸し出す世界は正に現代そのものである。
珠玉の一品であった。
余談ではあるが この”ミスノーチェスシンテイ”という曲は テノール歌手"プラシドドミンゴ”や”ホセカレーラス”の歌でも知られている。